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お問い合わせ

 
茨城県PTA連絡協議会
TEL
 029-227-4779
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 029-231-3878
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 webmaster@ibarakiken-pta.ne.jp
  
茨城県PTA安全互助会
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 029-231-3878
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 gojokai@ibarakiken-pta.ne.jp
  
茨城県PTA基金管理機構
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 029-231-3878
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 ibap8-fmc@ibarakiken-pta.ne.jp
 

〒310-0054
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会長あいさつ

Koakutsu-Kaicho
 
茨城県PTA連絡協議会
会長 小圷 真司
 
 
 平成21年度茨城県PTA連絡協議会の5月総会を経て、今年度会長を務めさせていただいております。よろしくお願いいたします。
 茨城県PTAは昨年度60周年、還暦という節目を迎え、今年度「新たなる一歩」としての年を迎えました。「子どもたちの輝く未来のために、今こそ果たそう、大人の責任と義務」というスローガンのもと活動を開始して早や半年が経ちました。
 今、わが国は、少子化や行政改革、財政難などにより社会環境の全てが大きく変わろうとしています。教育環境においては、学校統廃合が招く地域問題、教育設備や環境の維持向上への対応、そしてPTAをはじめとする地域自治活動などの縮小あるいは沈滞化の危惧などの様々な問題を抱え、皆で真剣に考えなければならない時期をむかえていると、切実な思いを抱いております。そのような状況のなか、今年度の茨P連においても、組織改革や事業内容の精査を進め、小さな力で大きな効果を残せる体系づくりを目指しております。今年度中には全体的な方向性をお示しできるよう特別委員会等により検討を重ねているところですので、引き続き皆様のご協力をお願い申し上げます。

 さて、昨今の子どもたちを取り巻く教育環境や生活環境に大きな変化を感じながら、私たちは保護者として、一社会人として、真剣に対峙しなければならない時期であると、皆様もすでに十分感じておられることと思います。
 私たちが生きる現代社会は、産業の発達により生活が便利になりました。街のいたる所にコンビニがあり必要なものは何でも購入できる時代です。人間の欲望を満たす上では、この社会は確かに便利で裕福な、恵まれた環境であるといえます。しかしながら、この生活環境が果たして子どもの教育環境として真にふさわしいのでしょうか。街のいたる所で成人雑誌が陳列され、酒やたばこの自動販売機が自然のごとく設置されております。大人の目線で観ている限り、殆ど気にも留めないことでしょうが、その環境の中に子どもたちもいるのだ、その環境のなかで成長しているのだということを忘れてはなりません。欧米諸国の子育て、教育環境を社会全体で守るという意識の高さは、私たち日本人の比ではありません。国によっては保護者の教育責任を法律で明確にし、処罰の対象にもなっているほどです。法律化することが良い訳ではありませんが、それだけ他国では子どもへの教育責任を重要視していることの表れであると思います。もし私たち日本人が親としての責任を忘れ、漫然と自由や権利を身に纏い続けていれば、いずれ法律による制約を受けることがあるかも知れません。

 また、21世紀を迎えた世界は、インターネット技術の発達により劇的に姿を変えました。インターネットの利便性に気を奪われ、その危険性を知りつつも無防備に子どもたちにインターネット環境を与えてしまった愚かな国は、先進国でこの日本だけであることも、皆さんはご存じでしょう。
 ある技術系企業の方がこんなことを話しておりました。「私たち大人は、アナログ環境からデジタル環境へ移行した中途半端な人間だが、今の子どもたちは生まれながらにしてデジタル環境に育つ人間なのだ。彼らは私たち大人には想像もできないほどの可能性を秘めていると、期待している。」・・・わが子たちは、企業の技術開発や発展のための道具である前に、人間です。人間はアナログ環境からのみ生まれ、デジタル環境からは決して生を受けることはありません。父や母の暖かい眼差しと愛情に包まれ、心の琴線に響くような実体験を多く経験させることで初めて「人」として成長するのだと思います。もしテレビやゲーム、インターネット情報にのみ囲まれ育った人間がいるとすれば、それはもはや未発育な心しか持たぬ高機能サイボーグにしかなり得ないのです。
 そう判っていながらも私たち現代人は、親の都合や、自分の自由や権利を享受する時間を得るため、子どもに親の愛情を注ぐことを忘れ、そのようなデジタル環境を与えることで良しとしてしまっている現実もない訳ではありません。その最たる例が、モンスターペアレントと称される保護者ではないでしょうか。
 それは決して他人事ではなく、もし私たち自身に問題を抱えたとき、社会人としての公正な立場を忘れ、そのような利己主義的な行動を執らないとも限りません。ですから私たちにはPTAという生涯学習の環境と、そこに集い助け合える仲間が必要なのだと思います。

 私たち日本人は、世界で最も規範意識と品格の高い人種であると、称えられた時代がありました。西洋人から、野蛮な文明後進国という先入観で観られていた、明治時代初期の日本人を観察したある外国人の文章をご紹介します。
日本人の特質は、いまだに西洋の人々に完全には理解されていない。表面的な観察者によって、日本人とは独創的な行為がまるでできず、ほかの民族の良き発明を選んで、それを自分たちの都合のよい方法で役立てることしかできない、つまり模倣国民である、と伝えられてきた。これほど真実と違った話はない。
この地上に、日本人ほど正確な知識の探求に熱心な国民はいない。
この地上に、日本人より強い国家的感情に動かされる国民はいない。
この地上に、日本人より一般的な善のために個人的な犠牲を払える国民はいない。
この地上に、論理的な思考と体系づくりとで、日本人に優る国民はいない。
 私はこの明治時代の日本人という文章を目にしたとき、現代日本人の品格と羞恥心のなさを痛感せずにはいられませんでした。
 私利私欲のみで生きていくのは簡単です。ですが余りにも原始的です。
 昭和24年にPTAが発足して以来、その時代とともにPTA活動の目的や方法も変遷を遂げてまいりました。しかしながらPTAに懸ける保護者の思いは、その当時も今日も変わりません。それは「子どもたちの幸せのために、より良い教育と社会環境を守り、次世代を担う若者たちに命の襷をつないでいく。」ということに他なりません。茨城県PTA全員がこの思いを共有し、それぞれの地域、それぞれの立場でPTA活動が展開されていくことで、子どもたちの健やかなる成長と、純真で愛らしい笑顔が守られるのだと信じております。
 自然環境の変化や未曾有の経済危機などに直面し、大きく社会構造の変換期を迎えようとしている今日、不変であるべきは私たち大人の、一社会人としての良識、規範意識、そして人間としての品格です。行動の選択を迫られたとき、経済の物差しではなく、心の幸福の物差しで選択の判断をする、私たちはそれを拠り所として、未来に誇れる社会を築き、次の世代を担う子どもたちに命の襷をつながなければなりません。それが今年度、茨P連が掲げたスローガン「私たち大人の責任であり、義務である」と思います。
 PTAは、社会的立場の違う人たちが集い、不偏不党、営利を目的としない活動団体です。PTAだからこそ、今、見失った何かを取り戻し、希望ある未来を切り開くための行動を執る、その先駆的役割を果たしうるのではないか、私はPTAの中にその可能性を信じています。
 PTA会員でいられる期間はお互い限られていますが、その限られた時間を今の私たちが精一杯努力し、次の人へ、また次の人へと伝えていくことで大きな力へと育てることが、PTAの存在意義を守ることになるのです。
 PTA発足61年目の今こそ、「新たなる一歩」を、「不変の一歩」として共に踏み出そうではありませんか。皆様のご活躍をご期待申し上げます。