茨城県PTA連絡協議会 女性ネットワーク委員会
委員長 矢口 みどり
今年度、女性ネットワーク委員会は「紡ごう愛情のWA(和・話・笑・環・輪)築こう我が家のかたち」をテーマに活動していきます。
国民読書年の今年、これまで女ネット委員会が取り組んできたメディアに対するペアレンタルコントロール、ケータイ・インターネット利用やテレビ、DVD視聴など、スクリーンをOFFにして家族で活字文化に親しむ家庭環境づくりのために、「いっしょに読もうよ!」を合言葉に活動を推進してまいります。
さて、皇后美智子様が1998年IBBY(国際児童図書評議会)の大会で基調講演された内容が収められている図書「橋をかける―子ども時代の読書の思い出―」の中にこういったくだりがあります。「生まれて以来、人は自分と周囲との間に、一つ一つ橋をかけ、人とも、物ともつながりを深め、それを自分の世界として生きています。この橋がかからなかったり、かけても橋として機能を果たさなかったり、時として橋をかける意志を失った時、人は孤立し、平和を失います。この橋は外に向かうだけでなく、内にも向い、自分と自分自身との間にも絶えずかけ続けられ、本当の自分を発見し、自己の確立をうながしていく。」 と記されていました。
今年度の女ネット委員会活動のテーマ「紡ごう愛情のWA 築こう我が家のかたち」の「紡ごう愛情のWA」というのも、人と人との間に橋をかけていく作業です。橋といっても細いロープのつり橋みたいに、強風にあおられすぐに切れてしまいそうでは、全く意味が成しません。私たち女ネットが求めているものは、皆さん一人ひとりが持っているそれぞれの一本の糸(愛情)をよりねじって太くし、強固になった糸をさらに束ねて、それを使ってつくられた鉄橋のような橋をかけていくこと、つまり親として「子どもたちの命と未来を輝かせるために」という不変の願いを共通に持って活動していくことだと思います。そして「我が家のかたち」つまり「親子の絆」を確かめるために、橋を自分と自分自身、自分の家族との間にもかけ続けることで、親子のコミュニケーションが円滑になり、かけがえのない自分の存在を感じる、自尊感情を持った個の確立が促されていくのです。
女ネットの活動も、知ったものが知らない人に情報の橋をかけていく、ネットワークを構築していくことが基本です。研修会等で得た情報は、あなた個人の知識や情報にしてはいけません。あなたが、次の誰かにつなぐ橋をかける作業を怠ってしまったら、その先に情報をつないでいくことは困難になってしまい、情報の共有化もできなくなってしまいます。もしかしたらすでにきちんとした組織があれば橋はかかりやすく、情報の伝達はしやすいかもしれません。しかし、たとえ組織がなかったとしても、そこに次の人に情報をつないでいこうとする意識が高いかどうかで、橋はかけられ、その思いは通じ共通の認識をさらにもつことができるはずです。
ぜひみなさんも単位PTA女ネット委員だという意識、それぞれの学校のPTA代表だという意識を持って情報を伝えていってください。そしてそれを行動、実践に移してください。わたしのこどもの周りの子が幸せにならなければ、わたしの子は決して幸せにはなりません。まずひとつのアクションとして、今年度は「いっしょに読もうよ!」おすすめの本紹介を行います。あなたの本を通した子育ての体験を紹介することが、同じようなことで壁にぶつかっているお母さんの力になることでしょう。そして、みなさんは、いま私たちの子供の未来を創っているのだという誇りを持ち、これからも女性ネットワーク委員会活動に参画していってください。
県女性ネットワーク委員会は、これからも活動のベクトルを指し示し続けていきたいと思います。
平成22年度県女ネット委員会テーマ.pdf
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