茨城県PTA連絡協議会とは

PTAって何でしょう?

PTAとは、P=Parents(保護者)、T=Teacher(先生)、A=Association(組織)、それぞれの頭文字をとったものです。
子どもたちの健やかな成長のために、保護者と先生が協力し合って、 いろいろな活動を行う自主的な集まりを
PTAと呼んでいます。家庭と学校、そして地域をつなぐ役割も担っています。
また、PTAは、社会教育関係団体の一つとしても位置付けられています。

どんなことをするの?

学校の先生や地域の皆さんと協力し合って、子どもたちの健やかな成長をサポートしていきます。
子どもたちが伸び伸びと、健やかに育っていくためには、地域に住む大人の目や手が大切です。
PTAはその一翼を担っています。
また、学びの場を通して、学校や家庭における教育(子育て)について、知識を習得し、理解を深めていきます。

どんなふうに運営されるの?

PTAの活動は、会員である保護者や教員の皆さんからの会費によって運営されています。
年度ごとに事業計画と予算を作成し、年間計画に即して運営を行っています。年度末には決算を行います。
なお、茨P連では、3年間を一区切りとして事業の検証・見直しを進めています。

よく言われる長所や短所って?

○話を聞いたり、実際に見たりしないと、なかなかわからないことがよくありますが、短い時間でも話をすることで、
学校のことやお子さんのことに限らず、いろいろな情報の交換ができます。時には、「聞けててよかった」と思えるような情報に出会えることもあります。
また、お互いのことを今より少し知ることができ、保護者同士、先生となど、つながりができます。
これは、子どもたちを皆で育むことの一助にもなり、身近な問題を改善していく糸口になることもあります。

〇仕事や家事などの時間を割いて活動することもありますので、自分の時間や家族との時間を制限される感覚を味わうことがあります。また負担感を感じることもあります。

茨城県PTA連絡協議会について

基本方針

1.児童生徒の健やかな成長を図るために

  • 学校・家庭・地域の連携を促進する。
  • 県内PTA相互の理解と連携を図る。
  • 活力のあるPTA活動の創造と推進に努め、単位PTA活動の活性化に寄与する。

2.会員自らの成長とPTA活動への意識高揚に努めるために

  • 児童生徒を取巻く教育環境・社会環境の変化に即した広範な視点による知識・情報を提供する。

3.会員に広くPTA活動の意義を伝えるために

  • 上記に沿った活動を展開し、PTA会員の社会的役割、また親としての責任についての共通理解を深める。

活動目標

①組織・運営に関して

  • 会員が互いに学び合い、協力しあうPTA組織の構築に努める。
  • 県・市町村教育委員会や諸機関・団体との連携による活動成果を集積・整理し、市町村P連や単位PTAへの円滑な伝達を行い、情報の共有化を図る。
  • 社会の変化に応じて、運営や活動を見直し、PTA組織の力を生かせる運営体制の構築に努める。

②委員会活動に関して

  • 教育問題委員会
    子どもたちの安全確保やよりよい教育環境をつくるため、PTAとして取り組むべき課題を検討し、改善に向けた活動を推進する。
  • 子育てネットワーク委員会
    子どもたちの豊かな心と生きる力を育むために、保護者の役割について考え、家庭教育力の向上を目指す活動を展開する。
  • 広報委員会
    広報紙「われら茨P連」等を通して、単位PTAの活性化に資する情報の提供に努める。
    ホームページでの活動の見える化の推進並びにホームぺージを活用して各市町村・単位PTA相互の情報共有に努める。
  • 組織運営委員会
    活動・内容の精選を進め、効果的で効率的な運営を目指す。
    将来を見据え、組織の強みを生かせる体制づくり、諸規定の見直し等の提案を行う。

③研修活動に関して

  • 各地区・市町村PTA指導者研修会、茨城県PTA振興大会の内容の充実に努める。

④その他の活動に関して

  • 家庭教育力の向上の一助として、家庭教育実践事例集「愛の記録」第56集を発行する。
  • 社会貢献活動の一環として、書き損じはがきの回収活動を行う。
  • 公益社団法人日本PTA全国協議会等が行う各種事業への参加・協力を通して、喫緊の課題等についての情報を収集し、会員への還元に努める。
  • 関係機関並びに団体の推進する事業等への参加・協力を通して、一体となって子どもたちの健やかな成長の実現に努めていく。

令和4年度スローガン
PTAリスタート!
~コロナ禍を糧に,新しいPTAを目指して~

会長あいさつ

茨城県PTA連絡協議会 会長
畠山 佳樹

PTA会員の皆様,こんにちは。令和4年度茨城県PTA連絡協議会会長の畠山佳樹です。

茨城県PTA連絡協議会は,654の小中学校・義務教育学校単位PTA,会員(保護者と教員)約18万人が加入する県下最大の社会教育団体です。この大きな組織の会長3期目を仰せつかり,身の引き締まる思いです。

さて,コロナ禍もようやく落ち着きを見せ始めておりますが,振り返ればこの約2年間はコロナに大きく左右され,子どもたちにとってもPTAにとってもマイナスの影響が様々ありました。困窮家庭の増加や対面活動自粛によるPTA活動の停滞は,その最たるものといえます。同時に,ヤングケアラーの問題,学校の働き方改革が社会の関心を集めました。さらに,ロシアのウクライナ侵攻による世界情勢の混沌と相まって,子どもたちを取り巻く環境は日々変化し,多難な時代に突入したといえます。

そんな時代だからこそ,私たちが子を想う気持ちは,「子どもたちに少しでも良い未来を生きてほしい」,その想いに集約されるのではないかと思います。それを実現するため,県PTAはPTA内部での情報連携,教育研修等の従来の役割に加え,対外的な発信を強化し,子どもたちのために様々な関係者を巻き込んで,協力者を増やす必要があると考えます。

そのため過去の延長線上だけではない新しいPTAが求められています。これは,県PTAに限らず,県内すべての単位PTAや44の市町村PTA,5つの地区PTAも同じです。私たち県内約18万人の有志は,忙しい毎日の中でも時間を持ちより,将来を担う子どもたちの幸せのために,知恵を出し合って行動し,意見発信を強化していかなければなりません。もちろん,IT機器を駆使して効率的に。

部活動の地域移行をはじめ,今まさに学校教育の大きな転換点に私たちは立っています。ここ数年の私たちPTAのかかわりが子どもたちの将来を左右する,といっても過言ではありません。会員一人ひとりが,それぞれの立場で活動にベストを尽くしていきましょう。 教育は国家百年の計ともいわれますが,PTA活動を通じて自分の子どもだけでなく,将来の子どもにも影響を与えることになります。社会的意義のある活動に関与できる喜びをかみしめつつ,PTAとしてその責任を一人ひとりがしっかり果たし,“子ども,学校,保護者の三方よし”となる新しいPTAを目指して,リスタートしていきましょう!一年間どうぞよろしくお願いいたします。